出光カードドライブ&レジャー情報誌MOCO掲載の
日本きらりの厳選商品をご紹介。
MOCO
1月号
きらりと光る 京都 の逸品
干支双六風呂敷
和の文化を継承し、知的好奇心をくすぐるデザインが魅力
江戸時代享保年間に創業し、300年以上の歴史を誇る「山本仁商店」。
現17代目当主は歴代初の女性で、お客様が商品を手にしたとき、ワクワクを感じさせる物づくりに重きを置いている。和テイストの商品を中心にハンカチや風呂敷などを提供。日本各地にそれぞれの「和」の伝統的なモノづくりがあるなか、京都から発信できる文化を伝えようと、知的好奇心をくすぐる商品を世に放ちつづけている。
すぐに遊べるよう、コマとサイコロがついている
新年は、一年のなかでも「和」を意識するタイミング。以前から福笑いや双六(すごろく)の風呂敷を製作してきたが、昨今は海外からも注目されており、十二支をモチーフにした「干支双六風呂敷」は、5年ほど前に販売をスタート。ハンカチのように畳め、持ち運びに便利なこともあり、お年賀的な要素も含め、縁起物として人気を博している。デザインには和の文化を再度見直してほしいという思いが込められている。
「手にしていただけたら、ぜひ楽しんで使ってもらいたいです。また、ふとした少しの間でも、掌にある和柄に心を寄せていただければうれしいです」と語る山本氏。これからも、深く掘り下げた物づくりをしていきたいという老舗の思いは、手掛けているアイテムからも醸し出され、屋号にある仁=他者への親愛の情や優しさを感じさせてくれる。
about山本仁商店
発祥の地は現在の岐阜県、美濃釜石。創業当初から、当主の意向に応じてさまざまな商品を取り扱ってきた。11代目が綿織物の売買を手掛けたのが繊維との関わりの始まりで、13代目が京都に出店(大正時代)。その後、昭和に入って、現在の場所に本社を移し、今にいたる。会社の理念として「知的好奇心」を大切にすることを掲げ、老舗でありながら変革を恐れず、温故知新を実践している。
DATA干支双六風呂敷880円(税込)
※こちらの商品は販売を終了しております。