もくもくと上がる白い煙と香ばしい香り。静かな山合いにある上州屋設楽彦吉商店では、昔ながらの三尺の鉄製平釜を使い、ていねいにていねいに手炒りで麦茶を仕上げている。厳選の茨城産六条大麦を一升枡(約1.5キロ)分ずつ炒るという緻密な作業の繰り返し。「濃い色と深い香りを出すのにはこの方法が一番」と笑顔を見せる3代目の設楽徳子さん。戦前に祖父がはじめた麦茶製造は2代目の父へ。そしてその技は徳子さんへと引き継がれている。
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2020年6月更新

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昔ながらの本格手炒り麦茶
色濃く香り豊かな
唯一無二の風味を堪能

山梨県上野原市
上州屋設楽彦吉商店

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1煉瓦のガス釜に三尺の平鍋を載せ、麦を手炒りする昔ながらの作業をする設楽徳子さん
21回に炒る六条大麦は、一升枡の分量
3珈琲のような濃い色だが、味はさっぱり
4昔ながらの製法を駆使した純手炒り麦茶は期間限定商品